分析基準日時:2026年11月4日12:30 JST/基準値:2026年11月4日前場終値(日経平均・TOPIX)および同日午前中の日中最新値(個別株価)/前営業日:2026年11月2日終値
対象銘柄:朝06:00本編で確定した10銘柄そのまま(入れ替えなし)
朝06:00からの変化:朝06:00の「🟠緩やかなリスクオフ」から警戒が一段強まり、リスクオフへ悪化
【市場指標】日経平均予想PER: 16.6倍 / 東証騰落レシオ(25日): 93.3% / 日経VI: 35.7 / 地合い: 防衛 / 為替金利: 逆風
⚡ 新たな出来事・朝からの変化ハイライト
1.日経平均は前場で3.56%安、6万1000円割れ――中間選挙の民主党優勢がAI・半導体売りを加速
【確認済みの事実】2026年11月4日前場終値は日経平均60,835.36円(前営業日比-2,246.50円、-3.56%)、TOPIX 3,832.27(-2.49%)。東証プライムの騰落は値上がり417銘柄、値下がり1,104銘柄。寄り付きは108円安の62,973円だったが、米中間選挙の開票が進み民主党優勢が伝わるにつれて下げ幅が拡大し、一時60,799円まで下落した。33業種中、値上がりは空運・不動産・陸運など5業種にとどまった。
【分析上の解釈】寄り付き時点ではAMD好決算と米半導体反発が支えだったが、午前中に選挙材料が上回った。売りは指数寄与度の大きいAI・半導体株に集中し、プライム全体の7割超が下落したものの、空運など内需の一角は逆行高で、全面パニックではなく「AI株への集中売り」の色が濃い。
2.AMDは好決算でも東京の半導体株は反落――朝の追い風シナリオが午前中で覆る
【確認済みの事実】AMDの2026年7〜9月期決算(米時間11月3日発表)は売上高133億7,700万ドル(前年同期比+45%)、データセンター部門+97%、調整後EPS 2.09ドルで市場予想を上回り、時間外取引で7%超上昇した。10〜12月期の売上高見通しは約170億ドル。にもかかわらず東京市場ではアドバンテストが約8%安、東京エレクトロンが約6%安と大幅安になった。
【分析上の解釈】朝版で半導体2銘柄を追い風に置いた根拠(AMD決算+米SOX反発)は事実として残るが、午前の東京市場では「民主党優勢→AI規制強化への警戒」がそれを上回った。好決算が株価を支えなかった点は、AI関連の高バリュエーションに対する許容度が一段と下がった証拠と読める。
3.米市場11月3日はまちまち――ナスダック4日ぶり反発、ダウは反落
【確認済みの事実】11月3日の米国市場終値はダウ平均51,786.72ドル(-0.38%)、S&P500 7,568.92(+0.36%)、ナスダック総合25,372.01(+0.83%)、VIX 20.83(-1.51%)。米10年債利回りは4.963%(+0.058ポイント)。S&P500とナスダックは4営業日ぶりの上昇で、AI関連の主力株に買い戻しが入った。
【分析上の解釈】米市場自体は半導体反発で落ち着きを取り戻しつつあったが、東京市場は選挙開票のリアルタイムの動きに振らされた。米株先物の軟調も午前の重しになった。米市場の反発と東京の急落の乖離は、選挙結果への感応度の差を示している。
4.中間選挙は開票途中で民主党優勢の観測、ドル円は158円台から157円台へ戻す――本日13:30のNTT決算を控え様子見も
【確認済みの事実】米中間選挙(米時間11月3日投票)は日本時間11月4日昼時点で開票途中で、最終結果は未確定。選挙分析会社DDHQは民主党の下院過半数奪還を判定したと報じられたが、AP・NBC・CBSは昼時点で下院の多数派を判定していない。ドル円は朝方158.74円まで上昇した後、選挙動向をにらんだドル売りで正午現在157.68〜69円まで戻した。WTI原油先物は11月3日終値96.09ドル(-0.38%)と続落した。本日13:30にはNTT(9432)の第2四半期決算発表を控える。
【分析上の解釈】ドル円の往復(158円台半ば→157円台後半)は、円安による輸出株の追い風が午前中で弱まったことを意味する。半面、原油安の継続は空運など燃料コスト敏感株の支えになった。後場は選挙結果の確定度合いとNTT決算が次の分岐点になる。
📊 全10銘柄の最新株価・前日比&値動き速報テーブル
※銘柄構成は朝06:00本編の10銘柄そのまま(入れ替えなし)。最新値は11月4日午前中の日中最新値(前場終値頃)、前日比は11月2日終値比。分類は午前の最新値と新材料でゼロから再評価した結果で、【分類の照合(惰性防止ルールによる再評価結果)】朝版から4銘柄が入れ替わった(詳細は表下の照合を参照)。
| 区分 | 銘柄名(証券コード) | 最新値(日中最新値) | 前日比 | 一言ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 🔥追い風 | 日本航空(9201)・本日の自動選出 | 3,143円 | +3.63% | 原油安の恩恵が指数急落の中でも際立つ |
| 🔥追い風 | ソニーグループ(6758)・本日の自動選出 | 3,979円 | +0.33% | 朝は逆風→昼は追い風へ入替。指数安の中での上昇が相対的に強い |
| 🔥追い風 | NTT(9432)・定点コア | 173.1円 | -0.80% | 13:30決算前だが下げは小幅でディフェンシブ性を維持 |
| 🔥追い風 | 日本郵船(9101)・本日の自動選出 | 7,258円 | -1.53% | 朝は逆風→昼は追い風へ入替。下げは指数の半分以下にとどまる |
| 🔥追い風 | トヨタ自動車(7203)・定点コア | 2,991.5円 | -1.95% | 円安の往復で追い風は弱まるも指数より小幅な下げ |
| ❄️逆風 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)・定点コア | 3,279円 | -3.07% | 銀行セクター軟調が続き指数並みの下落 |
| ❄️逆風 | INPEX(1605)・定点コア | 3,827円 | -5.60% | 原油続落が直撃し下げが拡大 |
| ❄️逆風 | ENEOSホールディングス(5020)・本日の自動選出 | 1,320.5円 | -6.15% | 原油安による在庫評価・マージン圧迫が鮮明化 |
| ❄️逆風 | 東京エレクトロン(8035)・本日の自動選出 | 9,377円 | -6.28% | 朝は追い風→昼は逆風へ入替。選挙材料がAMD好決算を上回る |
| ❄️逆風 | アドバンテスト(6857)・定点コア | 32,980円 | -7.80% | 朝は追い風→昼は逆風へ入替。日経平均の最大の押し下げ要因 |
朝版から4銘柄が入れ替わった。ソニーグループ(6758)が逆風→追い風(指数-3.56%の中で+0.33%と上昇し、アップル懸念より決算前期待と多角化の底堅さが勝ったため)、日本郵船(9101)が逆風→追い風(-1.53%と指数の半分以下の下げにとどまり、相対評価で追い風側に入ったため)。逆に東京エレクトロン(8035)が追い風→逆風(-6.28%、中間選挙の民主党優勢によるAI規制警戒がAMD好決算を上回ったため)、アドバンテスト(6857)が追い風→逆風(-7.80%、同理由で日経平均の最大の押し下げ要因になったため)。境界銘柄は三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306、-3.07%)で、指数並みの下落ながらトヨタ自動車(-1.95%)との差は小さく、後場の選挙結果と金利動向次第で次回入れ替わる可能性が最も高い。
- アドバンテスト(6857):朝に選出理由としたAMD決算の連れ高は実現せず、選挙材料の売りに押され-7.80%。答え合わせとしては「選出理由どおりに動かなかった」形で、半導体テスト需要そのものではなく政治材料が値動きを決めた。
- 東京エレクトロン(8035):同上、AMD好決算の受け皿という朝の選出理由は午前の値動きでは裏切られ、-6.28%。装置株はAI規制懸念の直撃を受けやすいことが再確認された。
- 日本航空(9201):朝に選ばれた理由(原油急落の直接の恩恵)どおりに動き、+3.63%と10銘柄で唯一の大幅高。原油続落と空運業種の堅調が一致した。
- ソニーグループ(6758):朝の選出理由は「米ハイテク決算の東京市場での最初の反応銘柄」だったが、午前の反応はアップル懸念の売りではなく小幅高。決算前(11月5日)の期待が支えになったと読める。
- INPEX(1605)・ENEOSホールディングス(5020):原油続落(WTI 96.09ドル)でそれぞれ-5.60%、-6.15%と下げが拡大。朝の逆風判断が強まる方向で答え合わせがついた。
※個別株価の出典はFinnhub/株探・みんかぶ等の公開データ(11月4日午前中の日中最新値)。前場終値の厳密な確定値と数円程度のずれがあり得るため、17:00版で大引け確定値に更新する。日経平均・TOPIXの前場終値、米国市場終値、ドル円正午値は報道・一次情報ベースの確定値。
🌅 本日の朝06:00本編(10銘柄の詳細分析&たとえ話全文)を読む※本速報は売買推奨ではなく、朝版の10銘柄の中での相対評価です。将来の為替・株価・金利を断定するものではありません。一次情報源:日本取引所グループ、日経QUICKニュース、ロイター、米労働統計局、AMD決算発表、豪準備銀行ほか(詳細は朝06:00本編の一次情報源一覧を参照)。
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